ポジティブに始める終活

終活という言葉が世の中に出てもうだいぶたったと思うけど、

40歳になった今年、終活を始めてみました。

死ぬ予定も、死ぬつもりもないけれど。

 

持ち物を整理するとか遺言を残すとかそんな大きなことではなくて、

自分の本籍地の履歴をメモしておくとか(諸事情で点々としてきたので)

延命治療をするかしないか希望を書いておくとか

もし私がぽっくりこの世からいなくなっても、

遺された後始末をしないといけない立場の家族たちが少しでも楽になるように。

 

少しずつ進めて、まとめてはいるけれど散乱したデータになってしまっている

金融機関や保険関係のメモとか、大事な友人の連絡先とか、

お葬式やお墓の希望なんかもゆくゆくはまとめていきたい。

 

人生80年、いや100年の時代

40ならまだ半分もいったかいってないか。

持病も特にないしまだ早いかもしれないけど…

 

だけど大事なことだと思うんです。

だって若くたっていつ死ぬかなんて誰にも分からない。

明日事故にあうかもしれないし、一年後病気になるかもしれない。

だからこそ一日一日を大事に生きていきたいけれど、

同じくらい、いざというとき少しでも困らないようにと準備をすることもまた、

今を大事に生きることになるんじゃないかな。

 

こうして自分の終活を少しだけ始めてみて、

親の終活について考えます。

 

きっとなんにもしていない…

私たち世代の受け取り方とはまた違うと思うから、気軽に終活を勧めることもはばかられるし。

 

自分の両親になにかあったとき、

田舎の古い家にありがちな大量の家財道具や荷物たちはどうすればいいのか

延命治療の考え方は私と同じなのか

親戚のあれこれはどうしたらいいのか。

お葬式やお墓のことはどう考えているんだろうか。

自分の両親ならまだし、夫の両親なんてどうすればよいのか。

 

億劫で、そしてできれば見て見ぬふりをしたくて、

ここ数年頭のどこかにあるけれどいつも先延ばしにしてきてしまったもの

次の年末年始、久しぶりに顔を合わせる両親と、少しは話をしないとななんて思います。

 

ポジティブに考えてもらうためにはどうしたらいいかな。

ゼイチョー3話からの所沢市のおはなし。

最近ドラマを見たがるようになった小学生の子どもと一緒にゼイチョーを見ました。

うちの子のはじめてのドラマは大病院占拠。

見せるつもりはなかったんだけど、子どもが寝た後に見てたら起きてきて…

仕方なく一緒に見るようになったのがきっかけ。

そのあとは、それってパクリじゃないですか?を見て

そのあとは~…なんだっけな。

今期はパリピ孔明を見ていたんだけど、ゼイチョーも見てみたいってことで追っかけ視聴中。

 

子どもがドラマを見るって難しいなって思います。

うちの子の場合だと、興味関心のないテーマだとそもそも頭が話に入ってこないみたいだし、あまり刺激が強いものだと夢でうなされちゃう。

親としては、あまり社会の闇だったりラブシーンが過激だったりするものは見せたくない…

自分が子どものときは時代もあって過激なものをたくさん見ていたけれど、トラウマになるようなものもたくさんあったもんなぁ。

 

パリピ孔明は、三国志を知らないので最初質問攻めだったけど、

ある程度ざっくり把握したらなんとな~く見て、けらけら笑ってる。

そりゃ面白いよね~あんなかっこの孔明さんがデコトラ乗ってたら。

 

ゼイチョーは、風磨くんの変顔にめちゃくちゃウケてます。

いきなりの飛び降りシーンで一瞬ひやっとはしたけど、

そんなにどぎつい表現はなさそうで安心…かな…??

 

 

この前はシングルファザーの回を見てました。

育休による退園問題。

 

私は子どもが幼稚園組だったのであまり縁のない話だったし、

当時は自分の子育てで精一杯であまり世の中のことに関心がもてなかったけれど、

日本○ねなんて言葉がわーっと話題になったりした頃だったな。

 

今になって周りを見渡してみると、

保育園にまつわるあれやこれやで苦労している人はまわりにたくさんいたりして。

私も、保育園がらみではないけど、

そのあとの学童だったりあれやこれやではちょっとした苦労を味わったことも…

 

いやいや。私の苦労なんて大したことなくて。

育休による退園なんて、

言ってることは分かるような分からないような、いやいやそうかもしれないけど、いやいやいやいやおかしいですよね???

っていう話。

そのあたりの事情に縁のない人たちがぱっと聞くと、ちょっとだけそういう者なのかなって思ってしまう理屈を述べているけれど、当事者からしたらとんでもない話。

だってその後、どうするの??????

 

日本中あちこちで、理想はそう、理屈はそう、でも現実ままならないってことはたくさんあるんだろうけれど、

それでも子育て世代をなんとか働きやすくして、子どもをたくさん増やして、ってしないと近い将来どうにもこうにもならなくなるのは目に見えているのにどうして???

となにかといつも思っていました。

 

子どもが風磨くんのテンションにけらけら笑っているのを見ながら、

こんなにけらけら笑って、内容より私はそれが面白いわと思いつつ、

子育て支援にまつわるあれこれに、心の中はずーんとなってました。

現実にこんな話、たくさんあるんだろうな。

こんな、「私たちは敵じゃない、頼って」って言ってくれる人たちがどれほどいるんだろうなって。

 

 

私の中での時系列として一夜明けて、

ふと見かけた所沢市のニュース。

所沢市が育休退園制度を廃止】

 

なんとも嬉しい気持ちになりました。

 

みんな大変だと思う。

あちこち、苦しい人たちがいて、こちらを立てればあちらが立たずみたいなことが怒ってるんだと思う。

それでも、子どもを育てられない社会に未来はないと思うから。

 

育休退園なんてとんでもない。

それが、一日でも早く世のスタンダードになりますように。

 

久しぶりの、嬉しいニュースでした。

今期ドラマ、楽しい。

毎日ブログを書くことを目標にしていたけれど、

何を書けばいいんだろうと迷ったり、

ついつい後回しにしてしまったり…

毎日何かを書くって難しいな。

 

今期のドラマ、いろいろ見てます。

ONE DAY

マイ・セカンド・アオハル

パリピ孔明

いちばんすきな花

あとは引き続き、どうする家康。

 

マイ・セカンド・アオハルのアリスちゃんにドはまり。

見目麗しさは言わずもがな。

ドレス姿も着物姿も美しくて美しくて。

 

その美しいお顔で変顔しまくりのキャラはもちろんだけど…

不運続きでちょっと人生に飽きてしまっていて、

まだ30なのに人生を「消化試合」なんて言っちゃって、

だけどそこからの一念発起。

持ち前のガッツと、素直さで、セカンドアオハル。

 

見ていて元気が出ます。

大学生たちのフレッシュさとかパワーとかきゅんきゅんとか

そういうのも見ていて元気が出る。

 

今期のドラマがを終わるころにはクリスマスかぁ。

時の流れは速い。

もらった元気で、私の日常も少し楽しいものになるといいな。

【読了】『物語のおわり』湊かなえ

ずいぶん間が開いてしまいました。

自分の思いや考えを文章にするのって、ある程度自分に向き合うことが必要。

余裕がないとできないなと思います。

それだけ自分の頭の中にあることをおざなりにしてしまっているということなので、考えものです。

もう少し心の余裕をもって生きたいな。

 

 

『物語のおわり』

ふと手に取って読んでみました。

短編集かと勘違いして手に取りましたが、違うのか!なるほど!と気づいたときには少しテンションがあがりました。

 

==========以下、ネタバレあります==========

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこでそう繋がっているのか!と気づいたときに、

あれ?この話はたしかどこかで…?と気になったときに、

ぱらぱらとめくって遡ることができるのが紙の本の良さだなと思います。

 

どこかで、「残りどのくらいっていうのが手に持つその薄さで感じられる」それもまた紙の本の良さだと聞いたことがあるけれど、それもまた同感。

 

あれ?あれ???って、何度もぱらぱらと遡って、

左手に感じる紙の薄さがいったりきたりしながら、

時間をかけつつあっという間に読みました。

 

 

「過去へ未来へ」

智子の話で出てくる萌ちゃんがなんとなく気になって、

「いとこのお姉ちゃん」の存在がなんとなく気になって、

そうかぁ…

萌ちゃんはあなただったのね。

いとこのお姉ちゃん、あなただったのね…!!

 

 

絵美の物語が、旅の中で次々と旅人たちの手に渡り、

みんなが絵美のその後を予想するけれど…

私は、恵美はハムさんに連れ戻され、夢を諦めたものだと思っていた。

むしろそれ以外の予想がまったく思い浮かばなかった。

 

私の感じたハムさん像は、

優しいけれどやっぱりそのあたりの理解はない気がした。

時代的なものもあるだろうし。

絵美が父親に蹴り飛ばされるシーンとかね。

だからハムさんも、絵美に手をあげることはないにしても、

やっぱり絵美に夢を追うことを許すタイプにはとても思えなかったし、

絵美だって、心の中に夢へ向かう炎があったとしても、

家族に黙って駅までたどり着いたとしても、

実際のハムさんを目の前に、それを振り切って東京に迎えるとは思えなかった。

 

まさか、そんなことがあったなんて。

とても予想外だった。

でも知り合いを頼るんではなく、本当に松木流星の弟子になっていたとしたら…

絵美にはどんな未来が待っていたんだろうな。

 

ハムさんから花にたとえるならすずらんと言われて恥じらっていた絵美が、

すずらんを使った殺人トリックを思いつくなんて、

絵美の心の中には、ハムさんの手中におさまらない絵美だっていたんじゃないかと思う。

 

 

萌も感じていたけれど、

絵美たちの世代、どれほどに自分の思いを押し込めて親に従って生きた女性がいたんだろう。

男性も女性も、自分の自由に、自分の夢を追って生きられる時代ではなかったとは思うけれど…

そう思うと、

今の自分の持つ自由を大切にしないといけない気がするし、

これから先の子どもたちに、今の私たちの「自由」を、不自由だと感じてしまうくらいの自由がある、そんなふうになるといいなと思う。

 

 

絵美の物語を、それぞれの旅人たちが要約している部分もおもしろかったな。

 

見る人によって、物語というのはいくらでも変わるんだろうな。

【読了】『Nのために』湊かなえ

久しぶりに読みたくなった湊かなえさん第二段は『Nのために』

こちらも過去2014年にドラマ化された小説。

これもドラマ自体は見ていないのだけれど、ビジュアルが『夜行観覧車』と雰囲気が似ている印象でした。

 

湊かなえさんの小説は「イヤミス」なのが特徴だけれども、

この作品は、後味が悪いというよりもなんだかものすごく切ない気持ちになりました。

後味がいいのかと言われるとよくはないんだけど笑

 

ドラマ版は榮倉奈々ちゃんか。

小説版の杉下希美は小柄とあるしそのへんはちょっと印象が違うけど、榮倉奈々ちゃんもはまりそうだなぁ。

安藤、成瀬、西崎の3人はちょっと見てみないと分からないな、という感じがしたけど…野口夫妻のチュートリアル・徳井さんと小西真奈美さんに、見てもないのに納得です。

 

こういう、昔のドラマを掘り起こすのも楽しいです。

 

==========以下、ネタバレあります==========

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとも残酷なのが希美の家庭環境。

とにかく父親と愛人が憎たらしい。

よく分からない理屈で妻子を捨てるところからして理解のできない残酷さがあるけれど、まあまあ、母親について「何もできないのに贅沢」という描写があるし(しかもだいぶ真実味がある)嫌気が差したのだろうというところまでは分かる。

でもそれなら自分が出て行けばいいのに追い出すなんて。

妻の両親が建てた家に住み続けることが、妻の家に婿養子に入ってからたくさんあったであろう鬱憤を晴らすことになったのかしら…。

 

だけど洋介を階段から突き落としたり殴ったり、だいぶ狂ってる。

そんなに我が子に愛情が持てないのだろうか…その後の様子を見るに、希美も洋介もいい子だよなぁ…

 

愛人の女も残酷が過ぎる。

そもそも不倫をして平気な顔で相手の家族に顔を見せられる時点でちょっとどうかあるとは思うのだけれど、高校生の女の子に毎日毎日土下座をさせて食事を分け与えるなんてなんて悪趣味なのだ。

 

この二人が物語のその後どうなったのか描かれてはいないけれど、

数年たって50を過ぎてもぴんぴんしている自分に気が付いたとき、父親はどんな気持ちだったのだろう。

狭い島なのだから、誰が語らなくとも家族の崩壊と父親の奇行など島中に知れ渡っているはず。

いくら鬱憤がたまっていても、数年好きに暮らして当初の予定の50歳を過ぎてしまえば、家族が恋しいとかそんな気持ちにはなれなくても、そこからさらに数年たって娘が不治の病だと知ったら…?

 

「弟から病気のことが伝わってしまい」とあるので、希美は父親に連絡を取っていなかった。あれだけのことがあって洋介が父親と連絡を取り合う仲になるかというとそうは思えない。

そのときに病院の手配をした父親は、どんな思いだったんだろうな。

 

 

人を愛することができなくなったまま、「海が見える白いお城のような病室」で最期の時を過ごす希美。

自分の犯した罪ではないものまで自分のものとし、過去から解放されようとした西崎。

2人は今、救われたんだろうか。

 

希美のおかげなのか事件のおかげなのか、結局僻地には行かずにすんだ安藤は、知らないことがたくさんあって、巻き込まれたかったと思っていて。

野原のおじいちゃんとはじめてたくさん言葉を交わす場面から、トリに思いを馳せる安藤が切ない。

 

はっきり語られてはいないけど、故郷の海近くにレストランを開いた成瀬は、過去から逃れられたんだろうか。

 

 

Nって誰なんだろう。もしかしたら、野原のおじいちゃんかも。

できることなら野バラ荘で、みんなでおいしい料理をほおばってほしい。

【読了】『夜行観覧車』湊かなえ

大好きな湊かなえさんの作品

久しぶりにふと手に取って読んでみました。

 

読んでいる途中で、ものすごく気持ちが悪く……

そうそう、この感覚、前に読んだ時も同じ感覚に陥ったんだった。

 

ずいぶん前ですが、ドラマ化もされてました。

2013年ーーー

当時は見ていないのだけれど、杉咲花ちゃんがかわいらしくて、

小説を読んだときに、こんな役を杉咲花ちゃんが!?と思った記憶があります。

ちらりと見たときに夏木マリさんの演技にくぎ付けになったことも。

あのきれいな男の子は中川大志くんだったのかー、と今になって納得です。

 

==========以下、ネタバレ(かもな部分も)あります==========

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかく登場人物が気持ちが悪い。

みんなものすごく気持ちが悪い。

 

なにがこんなに気持ち悪いのだと考えてみたけれど、

信じられないくらいみんな自分勝手。

わがままとか、非常識とか、そういうのじゃなくて、とても自己中心的。

 

遠藤家の3人と、小島さんの自己中心さ、自己愛の強さと言ったら、

本当に読んでいて気持ちが悪くなる…

とはいえ、この4人、別にずっと自分勝手というわけでもなく、

現実世界でこんな人がいたら近寄りたくない!なんてほどじゃない。

(いや、小島さんはどうかな…笑)

 

それぞれの目線で物語が語られるので、

読んでいるこちらにはその心の内が分かるけれど、

実際に自分の近くにこんな人たちがいても、その自己中心さには気が付かないかもしれない。

 

しかも時々、ものすごくまっとうなことを言う。

常識と非常識の間を行ったり来たりしている感じ。

まわりが見えず、自分に疑問を持たず、ひらひらふらふらと動き回る姿にめまいがする。

 

加害者とその家族であり被害者とその家族でもある高橋家、

こちらもまともかと言われると…

遠藤家と小島さんに比べるとまったくそんなことはないんだけど、

時折どうしてだか、なにかがざらっとするような感覚に陥る。

 

だけどみんな、特別に自己中心的かというとそうでもなくて、

人間ってこういう生き物なんだろうなと思わされて、くらくらする。

 

 

 

ただひたすらに、マーくんの妻・里奈さんに同情した……

 

湊かなえさん、容赦なく後味悪いから、大好きです。

 

 

はじめまして。

はじめまして。ことです。

 

ずっとやってみたかったブログを、

とうとうやってみようかなって思っています。

 

書くことは小さいころからずっと好きだけれど、

最近はご無沙汰でした。

 

好きなものはいろいろあるけど、

最近好きで言葉にしたくなるのは、朝ドラと大河ドラマ

らんまん、いいよね。

家康、いいよね。

 

どんなブログにしたいとか、何を書きたいとか、

まだ何にも決めていないけど

やってみる、まずはここから始めてみようと思います。